ご両親様のお好きだったコスモスの花と富士山を彫刻した、インド産黒御影石本クンナムのお墓が完成。大庭台墓園芝生墓地にて

藤沢、茅ヶ崎、平塚を中心に、安心価格を心がけて、お墓のお仕事をさせていただいています、アイシンの佐保（サホ）です。大庭台墓園芝生墓地にて、インド産黒御影石本クンナムのお墓を建てさせていただきましたので、ご紹介いたします。

 

大庭台墓園芝生墓地　新設　インド産黒御影石本クンナム

 

大庭台墓園の芝生墓地にお墓を建立させていただきました。７回目でようやく抽選に当選されたお客様で、ホームページをご覧になってお電話でお問い合わせをいただきました。霊園でお待ち合わせをして、施工例を見ながらご希望を伺いました。

ご一緒に施工例を見ていく中で、弊社で建立したインド産本クンナムのお墓を気に入っていただけました。インド産の黒御影石本クンナムは、紫外線に強く吸水率が低い、耐久性のある石で、最高級黒御影石として知られています。そうしたこともご説明すると、「この石で作りたいです！」とおっしゃっていただけました。お墓のデザインについては、ご覧いただいた弊社の施工例がイメージとぴったりだったようです。

それでは、お墓の詳細をご紹介いたします！

 

棹石です。天面は大きく丸く加工して、ごみなどが水で流れ落ちるようになっています。お手入れもとても楽です。周囲を縁取った「額出し」加工は立体的な仕上がりになり、弊社の高級型デザインの特徴の一つです。

 

正面です。「梨彫り」という彫刻技法でご家名を彫刻しました。文字部分と石の表面の差がほとんどないので、文字の部分にごみなどが溜まることがありません。また、今回のような色合いの濃い黒御影石とこの「梨彫り」は相性が良く、文字がはっきり見えます。そうした理由から、最近は「梨彫り」を選ばれる方が多いです。

 

一番下の台石の四隅には、水垂れ加工をしています。棹石の天面と同様に、水で汚れが流れ落ちるようになっています。特に今回お墓を建てられた芝生墓地は、強い雨などで泥や芝生が飛んで、お墓に付着してしまうこともあります。この水垂加工がなければごみや汚れが付いたままになり、そうして長い年月が経つと、お墓の劣化がより進んでしまうことになります。それほど手間をかけなくともお墓をきれいに保つことができるので、長い年月に亘ってお墓が長持ちすることにつながります。

また弊社では、お墓全体に2分（5,6ミリ）の面取り加工を施しています。お掃除の際、石と石がぶつかったりしたときにも欠けてしまうことを防ぐためですが、全体的に柔らかい印象に仕上がることもご好評いただいています。

 

お花立てには、左にコスモス、右に富士山を彫刻しました。たくさんの図柄の中から、ご家族で選んでいただいたものです。亡くなられたお父様・お母様がお好きだったものをお選びになりました。特に色は入れていない線彫りですが、黒御影石なので彫刻が映えて、細かいところまではっきりと見えますね。

花筒は通常のステンレスのそのままではなく、黒っぽい仕上がりになる、グレードの高い「クロム仕上げ」にしています。お墓が黒いので合わせたいというご希望を叶えました。

 

お墓手前の拝石です。側面から見ると、印のあたりからお墓手前に向かってわずかに傾斜しています。こちらもお墓の本体と同様に、水がお墓に溜まらないようにするための工夫です。

また、こちらの大庭台墓園芝生墓地では、コンクリート製のカロートが既設されており、そこへ墓石を設置する形になります。弊社では、お墓や拝石のサイズを、このカロートよりも少し大きめに、幅は5cm、手前は3cmほど大きく設計することをおすすめしています。こうすることで、コンクリートのカロートがむき出しにならず、見た目もきれいに仕上がります。（この設計でも霊園のサイズ規定に収まっていますので問題はありません。）

 

シンプルですが細部まで丁寧な作りで、全体的に柔らかい上品な印象の素晴らしいお墓に仕上がりました。近いうちにご納骨のお手伝いもさせていただく予定です。周りの芝生を写すほどつややかで美しい仕上がりや、お父様・お母様のお好きだったコスモスと富士山の彫刻も、気に入っていただけるといいですね^^

７回目の抽選でやっと当選されてのお墓作りの末、ようやく完成したお墓は、お客様にとってとても感慨深いものがあるのではないでしょうか。ご両親様への思いのこもった素敵なお墓を、これからも末永くお参りいただけますと嬉しく思います。何かお困りの際にはどうぞお気軽にお声かけください。