20年ほど前に亡くなった愛するお母様のご遺骨を、桜の彫刻を施した中国北大青のお墓へ改葬。鎌倉市大船から、大庭台墓園立体墓地へ

藤沢、茅ヶ崎、平塚を中心に、安心価格を心がけて、お墓のお仕事をさせていただいています、アイシンの佐保（サホ）です。大庭台墓園立体墓地にて、鎌倉市大船の墓地からの改葬と、桜の彫刻を施したお墓の建立をさせていただきましたので、ご紹介いたします！

 

　大庭台墓園立体墓地　愛するお母様がお世話になった鎌倉の墓地から、大庭台墓園に改葬

 

ホームページをご覧になったお客様から、お電話でお問い合わせをいただきました。大庭台墓園へのご遺骨のお引っ越しをご希望で、「まずは鎌倉市の大船にあるお墓を見てほしい」ということでしたので、すぐに現地へ向かいました。

 

こちらがお引っ越しされるご遺骨が納められたお墓です。お電話で場所を伺って確認してきました。大船の共同墓地にあるお客様のご親族様のお墓で、20年ほど前に亡くなったお母様のご遺骨もこちらに納骨されているということでした。そのときお客様は高校生くらいだったそうです。お客様は、このたび大庭台墓園立体墓地を取得されたので、そのお母様のご遺骨をそちらへ移したいとご希望でした。お話をいただいてすぐに現地へ向かってスピーディーにご対応させていただいたことでお客様からご信頼をいただけたようで、お墓の建立も前向きにご検討いただけることになりました。

建立するお墓の方の詳細も、お引っ越しと平行して決めていきたいというご意向でしたので、後日大庭台墓園でお会いしてお話をうかがうことになりました。お墓については、ご予算もさることながら、真っ黒でも真っ白でもなく、お好みの色合いにぴったりの石をご希望で、施工例を色々と見ていただく中で「色合いがいいですね」とおっしゃっていただけたのが、中国の北大青という石でした。その後はデザインや彫刻など詳細を詰めていき、お見積もりを差し上げて建立をお任せいただけることになりました。

その後、ご遺骨のお引っ越しの方は埋葬許可証の手続きなどをお客様の方で終えられて、お墓の建立とお引っ越しを無事に終えることができました。それでは、完成したお墓をご紹介いたします！

 

棹石です。正面には、ご希望で桜の枝を彫刻しました。その下の左右には、お客様のご名字と、ご実家のご名字が彫られています。

 

香炉の前面にも、正面の彫刻と同じ桜の花を施しました。こちらは花房ではなく、さりげなくかわいらしいデザインです。お客様のイメージに近いものをデザイン集などから探してご提案いたしました。

 

棹石上部の左右は大きく丸い加工をし、お掃除の際にぶつかったりしても石が欠けにくいよう、お墓はすべて面取り加工をして仕上げています。北大青は、「真っ黒でも真っ白でもない」というご希望にぴったりで、濃い青地に白い結晶が入っている石です。黒系の石ですがよく見ると模様があって、単調ではなく味わいがあります。費用面で比較的お求めやすいところも人気の点です。

 

花立ては、「お水がたくさん入るように」というご希望があったので、少し直径を大きめにとって作成しました。香炉と花立ては一体型を採用していただきました。

 

大庭台墓園の立体墓地では、このようにお墓本体の下に扉付きの納骨スペースがあり、この扉の前面に亡くなった方のご戒名などを彫刻します。大船のお墓からお引っ越しされるお母様のご戒名・亡くなられた年月日とご年齢、ご生前のお名前などを一行で彫刻しています。

 

ご納骨の際の様子です。ご一緒に大船のお墓まで伺って、お客様の前でカロートをあけて取り出してお骨壺をきれいにし、その足で大庭台墓園へ戻り、すぐにご納骨をさせていただきました。早逝されたお母様と娘様が、20年越しにようやく水入らずとなりました。

早くに亡くなったお母様のご遺骨を、「いつか呼び寄せたい」という思いはずっとお持ちだったのだと思います。20年ほど経った今、ようやくその思いを果たすことができたお客様からいただいた、「ありがとうございました」というお言葉は、とても心に響きました。お客様の長年の思いを叶えるお引っ越しに関わらせていただいて光栄に思うと同時に、私もとてもうれしかったです。これからも大切に、末永くお参りいただけますとうれしく思います。何かお困りの際は、どうぞいつでもご連絡ください^^