大庭台墓園芝生墓地11区に、インド産アーバングレーのシンプルな洋型墓石が完成。ご家族の愛情が感じられるお墓

藤沢、茅ヶ崎、平塚を中心に、安心価格を心がけて、お墓のお仕事をさせていただいています、アイシンの佐保（サホ）です。大庭台墓園芝生墓地11区に、インド産アーバングレーのシンプルな洋型墓石が完成しましたので、ご紹介いたします！

 

【大庭台墓園芝生墓地11区　インド産御影石（インドアーバン）】

 

ホームページをご覧になったお客様からのご相談です。お電話をいただいてから現地でお会いしてお話を伺うことになりました。お父様が亡くなられて、その奥様とご長女様ご夫妻、その妹様ご夫妻もご一緒に、皆様でお越しくださいました。主にやり取りをさせていただいたご長女様は、県外にお住まいの方でした。

石の種類については、白でも黒でもなく、とご希望でした。石の種類による吸水率の違いや耐久性のことなどをお話しながら墓地内にあった施工例をご一緒に見てご検討いただいた結果、インド産のアーバングレーという青味のある石をお選びになりました。またお墓の形についても、当社のものや他社様のものなど施工例をたくさん見ていただく中で、お客様のイメージされていたシンプルでオーソドックスな洋型にすることになり、お見積りと設計図をご提案、お墓の工事をお任せいただきました。

それでは、完成したお墓について、お客様のご希望等を含めて細部をご紹介いたします。

 

正面は「路」という一文字です。お父様のお名前に由来していて、当初からご家族様で決められていたようです。いただいた原稿に基づいて実寸大の原稿を弊社で作成、最終的には現地で文字の大きさ等の打合せをしました。棹石の天面は大きく丸みを持たせた柔らかいイメージで、雨が降っても溜まらずにながれていく形状になっています。

 

芝台の四辺は印のように、水勾配を付けています。芝生墓地では、雨の日にはどうしても泥が撥ねてしまうこともあります。実際に、雨の日のあとに墓地へ行くと、台座付近に泥が付いているお墓もたくさん見られます。この水勾配が付いていれば雨水が溜まることもありませんし、泥が撥ねてしまっても雨で流れていくので、お墓をきれいに保ち、長持ちさせることができます。

 

香炉は、印のように棹石と同じような大きく丸みのある形状です。また、弊社では花立などもすべて、丸面取りをして仕上げています。こうすることでお掃除の際などに万一石と石がぶつかったりしても欠けにくく、安心です。

 

香炉の背面は、このように放熱のために貫通しています。お線香の熱がこもると石が膨張、そこに水がかかると収縮して石が割れる原因になってしまいますので、こうして熱を逃がしています。また、お線香を大量に焚かないことも併せておすすめしております。

 

手前の拝石は、印の位置あたりから手前に向けて水勾配を付けています。拝石とお墓の幅も、既存のコンクリートカロートのサイズより少し大きめにして、コンクリートが見えず見た目がきれいになるように工夫しています。

インド産のアーバングレーは、落ち着いた上品な色合いの石です。吸水性が低くて紫外線にも強く、墓石だけでなく外柵材としても使用されています。費用面でもちょうどよいため、中間色をご希望のお客様には私どもとしてもご案内しやすい石でもあります。

 

お墓が完成し、ご納骨も無事に終わりました。主にやり取りをさせていただいた、他県にお住まいのご長女様、たくさんの方ご親類様がお越しくださって、皆様に大変喜んでいただけました。お父様のお名前に由来した「路」の文字を彫刻した、ご家族様のお父様への愛情を感じるお墓になり、喜んでいただけてなによりうれしく思います。何かお困りの際は、いつでもお声かけくださいませ。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

弊社のお墓作りは、毎回必ず現地の様子をご一緒に確認して、施工例などを見ながらご希望を詳しく伺い、それを採り入れて設計等から行っています。すでに形が決まっている展示物を販売する方法ではないため、お客様のご要望に沿ってひとつひとつ違ったご対応ができるのも、完成したお墓にご満足いただける理由のひとつではないかと思います。今後も、これまで培ったノウハウや技術でできる限り長く安心してお参りいただけるようなお墓をご提案しつつ、お客様のご希望を叶えた世界にひとつだけのお墓を作るお手伝いを続けていきたいと思います。