中国産白御影石の『心』のこもった素敵な洋型墓石が完成いたしました。大庭台墓園にて
藤沢、茅ヶ崎、平塚を中心に、安心価格を心がけて、お墓のお仕事をさせていただいています、アイシンの佐保(サホ)です。大庭台墓園に、中国産白御影石の心のこもった素敵な洋型墓石が完成いたしましたので、ご紹介いたします。
【完成したお墓のお写真】
今回のお客様は、2年ほど前にお声を掛けていただいておりました。当社のホームページもご覧下さって、最近またご相談をくださった3人姉妹のお客様です。亡くなられたお父様のためのお墓を建てたいとご希望でした。
お客様が一番要望されていたことは、考えているご予算内で作成したいということでしたが、「どのくらい費用がかかるの?」「どんなお墓になるの?」など、分からないこともおありだったようで、「とにかくまずはアイシンさんに聞いてみよう!」とご来店くださいました。ご一緒に大庭台墓園のほかのお墓を見てまわって、ご予算のことを考慮しながらも、どんなお墓を作るのか、ご一緒にイメージを具体化していきました。
ここが、今回お墓を建てるお客様の墓地です。お隣の左側のお墓は、このように外柵下の部分(根石)は予算の都合上か御影石ではない石材で作成されていますが、今回お客様は将来的な耐久性も考えて、ご予算の範囲内で御影石で作成することになりました。
完成したお墓です。
ご予算内での作成を強く希望されていましたので、求めやすく、かつ安定した中国産の白御影石を使用いたしました。明るい印象のお墓に仕上がっています。
この「心」という正面の文字は、お客様のご希望でこの文字を彫りました。亡くなられたお父様への、想いの伝わってくる言葉です。あたたかいお人柄のお父様だったのでしょうね。
お花立てと香立てです。角の部分に5,6ミリほどの丸みを持たせた加工をしています。こうすることで、お掃除の際にぶつかったりして石が欠けてしまったりすることを防ぎます。細かい部分ですが、これまでの経験上こうした工夫をしています。お花立ての前面には、ご実家で確認していただいた家紋を彫刻しました。
香炉です。一般的には、香炉は背面の部分も石で覆われていますが、当社はこのように背面を抜いた形にいたします。お線香の熱で石が熱を帯びて体積が増えると割れやすくなりますので、放熱して耐久性を上げるため、このような形にしております。この香炉にも、角を取る面取り加工を施しています。
納骨する部分は、今回は地上に設ける丘カロートにしました。地下に設けるより比較的石を節約することができるので予算面でも最適で、これで8つ以上のお骨壷が入りますので、十分な広さです。
踏み石の部分です。滑りにくいサンドブラスト仕上げにしました。お客様のお母様がご高齢でいらっしゃるので、安全面を考慮して、雨の日なども歩きやすいようにいたしました。
お墓入り口の門の部分です。お客様は当初ご予算に限りがあったので、外柵部分も一番低い高さで設計することもできましたが、お隣の根石の部分が見えてしまっている状態では見た目も損なわれてしまいます。ですが、お客様がお参りする際に気持ちよくお参りしていただきたかったので、今回はこのように根石が見えない高さで設計いたしました。ただ、その分使用する石も増えて加工の手間もかかりますので、なんとかご予算の範囲に収められるよう、私どもも頑張らせていただきました。
お客様は完成したお墓をご覧になって、とても喜んでくださって感涙されていました。当初、「お墓はお金がかかるから自分たちには無理では」と、持っていらっしゃった墓地を手放して、納骨堂も検討されていたそうです。それが、思っていた以上の素敵なお墓が出来上がったと大変喜んでくださり、感謝のお言葉をいただきました。
京都にいらっしゃるご予定があったお客様は、仏様だけでなく私にもお土産のお菓子をくださいました^^ お父様に一度お供えさせていただいて、持ち帰っておいしくいただきました。本当にありがとうございました。
「なんとしてもお客様のご要望にお応えしたい」という思いは、私の信念でもあります。今回は、ご予算のこともあって一度は諦めかけたお墓の建立を、なんとかご希望に応えて差し上げたいと、様々な工夫や努力で叶えることができて、私もうれしく、ホッとしております。末永く大切に、お墓を守っていただけるとうれしいです。