木漏れ日の中にたたずむ球体のお墓！ご希望を叶えた線香箱や、長持ちの工夫。大庭台墓園芝生墓地７区

藤沢、茅ヶ崎、平塚を中心に、安心価格を心がけて、お墓のお仕事をさせていただいています、アイシンの佐保（サホ）です。大庭台墓園芝生墓地にて、白御影石の球体のお墓を建立させていただきましたのでご紹介いたします！

 

【大庭台墓園芝生墓地７区　中国産白御影石（G623)の球体作品】
【白球体が木漏れ日の中にたたずんでいます】

 

今回のお客様は、50代のご夫婦様です。以前から毎年大庭台墓園の募集にお申込みをされていて、今回9回目にしてやっと当選されたそうです。お電話をいただいて現地でお会いしてお話を伺いました。

お話の当初から、「球体のお墓を作りたい」というご主人様のご希望がありました。大庭台墓園には、お墓の棹石を球体にしたデザインのお墓がいくつかあります。中には結構な大きさのものもありますし、石種も様々です。今回の石の種類についてはご予算に叶うものをお選びいただいて、お見積りや設計図をご提案、お墓の建立をお任せいただけることになりました。

 

こちらが完成したお墓です。台座の上に、直径１尺（約30cm）の球体を設置、その手前には強いご希望で御影石製の線香箱を設置しました。手前の拝石は墓誌を兼ねていて、亡くなった方のお名前を彫刻しています。

 

印のあるのは、花筒を差し込む穴です。別途に花立を製作するのではなく、台座の一か所に設置しました。ご希望で一か所のみとなっています。

 

こちらは今回特別にご希望をいただいた線香箱です。蓋を開けると中に線香皿が入っています。お参りの際は蓋を取ってこのように立てかけるため、ぶつかっても石が欠けたりしないように3ミリ程度の丸面取りをしました。印はゴムのパッキンで、蓋を閉める際の緩衝材になります。細かい点ですが、できるだけ長く使っていただけるよう細部まで工夫して製作しています。

 

ご納骨の当日、ステンレスの花筒を台座の穴に設置して、お花をお供えしました。手前の拝石は、線香箱を置いた場所は水平を保ち、印のあるところから手前に向かってわずかに水勾配をとっています。弊社では、雨などが溜まりにくいようにこうした設計をしています。台座の右側には、大庭台墓園の決まりで区画番号を明記しました。

 

台座背面には、建立年月と建立者の方のお名前を彫刻しました。わずかですがすべて丸面取りをしているのも、お墓が欠けたりすることを防いで長持ちするための工夫です。

 

また、弊社では、拝石やお墓本体に既存のコンクリートカロートよりプラス3cmほど幅を持たせています。以前、「コンクリートの角がむき出しで見えるのも・・・」とおっしゃっていたお客様のお声を伺ったことがあり、それからはこうした設計をご提案しています。見た目にもとてもきれいですし、構造上拝石を開ける際に開けやすいというメリットもあります。

ご納骨法要は、ご家族様・ご親族様が集まって和やかに営まれました。お客様には、「アイシンさんにお願いしてよかった！」ととても喜んでいただけました。ご希望だった球体のお墓や、線香箱も気に入っていただけたようです。このたびは弊社にお墓のご用命をいただきまして、ありがとうございました。

今回は偶然お客様から球体のお墓をご希望いただきましたが、実は以前に一度球体のお墓の製作に携わったことがあり、また作ってみたいという思いはありました。そうした意味では私自身にとっても嬉しい機会になりましたし、勉強にもなりました。機会を与えていただけてありがたかったです。今後はまた石種や色合いの違うものも、ご希望があれば取り組みたいですね！